十二国記  尚隆×六太


 

小野不由美原作のファンタジー小説。集英社から主に出版されているが、1冊だけ新潮文庫から出ている。設定のいい加減さが売り(ひどい・・・)のファンタジーで、ここまで深い素晴らしい独特の設定を作り上げ、読ませる力量が感無量。はっきりいってファンタジーは辻褄が合わなくても「ファンタジーだから」ですませられるお手ごろな分野なのに(そうか?と思われる方もいると思いますが、某ファンタジーの生みの親と言われている作家の作品を読んだ時、もう何がきても平気と思ったぞ、私は。ちなみにアメリカの作家です)

十二国記とはシリーズ名で、その名の通り十二の国の物語。とっていも全部出揃っていませんが。尚隆と六太の物語は「東の海神 西の滄海」だけだけど、彼等は十二国記界の「水戸黄門」と一部で言われている。理由は他国の話なのにちょこちょこ登場しては美味しいところをさらっていくから(笑)

一生懸命生きている人たちの話です。読み応えあります!是非読んでください。呼び名がいくつもあったり位で読んだり変名したりで分かりずらいかも知れませんが、面白いです。

 


 

 

尚隆

雁州国延王・尚隆(しょうりゅう)。日本名は小松三郎尚隆(なおたか)。生まれは日本の戦国時代の瀬戸の海軍の統領の三番目。でも上二人が死亡したため、小松勢の滅亡直前に統領となった。麒麟である六太に連れられ雁国へ。

背も高い、顔もグー、度胸も剣の腕前も超一流。ヌカに釘、暖簾に腕押し系で官を煙にまいてよく出奔するが、そのついでに偵察もしてくる働き者(笑)。はっきりいっていい男です!!

×

六太
雁州国麒麟・延麒六太。人ではなく神獣麒麟。普段は人の姿をしている。15〜25歳で年を止めるとされる麒麟だか六太は13歳くらいで年齢を止めた(満年齢で考えると10歳くらいかも)。麒麟の役目は王を選ぶことと言われ、それが嫌で蓬莱山を出奔。前代未聞と今でも語り草になっている。結局出奔先で尚隆と遭遇し王に向かえる。

慈愛の生き物・麒麟だけど、六太は六太自体がとっても優しい。口は悪いし行儀も良くないけど、この子がいなければ尚隆は駄目になるよ、きっと。いいコンビです。結構泣き虫。ああぁ、可愛い!!

 

 

十二国記私的お宝コーナー

 

中庭同盟(同人誌)

麒麟都市(同人誌)

京都私設情報局