Kiss   from 尚隆

HP開設記念キススペシャル

高柳 悠

「六太、ちょっとここに座んなさい」

「・・・・・何で俺が手乗り文長よろしくお前の膝の上に座んなきゃいけないわけ?」

「嫌なら、立ったままでもいいけど?」

「立ったまま何すんの?」

「キス」

「キス?」

「俺がお前にキスするんだよ」

「げーっ、何でっ!?」

「・・・・お前なー、仮にも麒麟だろうが、げーはないだろ、げーは」

「だってさー、めんどくさいなーもう」

「面倒って、俺がするんだからお前はじっとしてればいいんだよ」

「でもさー」

「六太、勅命だぞ。ここ座って」

「しょーもないことで勅命使うなよな。だいたいキスするのに、何で膝の上に座んなきゃいけないんだよ?」

「お前小さいから、屈むの疲れんだよ」

「・・・・悪かったな、チビで」

「往生際が悪いぞ、六太」

「・・・・・・・・・・・・はぁ〜、だーもー・・・・」

「お、ようやく素直になったな」

「まーいいんだけどさー」

「・・・・・・六太、目閉じろ」

「要求多いぞ、全く」

「・・・口も閉じてろ」

「・・・・・・・ん」

 

 

END